フロントフォーク その2

アウターチューブをバフ掛けしたので、前回ばらしたフロントフォークを組みました。
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先ずはインナーチューブにシリンダーを入れるのですが、ピストンリングが引っかかるのですんなりは入りません。
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そこで、アルミテープを使ってこんな物を作りました。
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ピストンとリングにグリースを塗ります。
ピストンリングを縮めた状態で、リングの上からアルミテープをぐるりと巻きます。
ポイントは、リング部にテープが張り付かないようにする事。
テープ裏面のフィルムを剥がさないまま一周まいて、留める部分だけフィルムを剥がして固定します。
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この状態でシリンダーをインナーチューブに入れると、アルミテープだけが段差に引っかかって残り、シリンダーはめでたく挿入できます。

スライドメタルにグリースを塗って、インナーチューブをアウターチューブに入れます。

アウターチューブの底でシリンダーをボルトで固定します。

店のピットを漁って、適当にその辺にある材料でこんなの作ってシリンダーの頭を抑えてボルト留め。
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オイルシールを打ち込みます。
オイルシールを傷つけないように、インナーチューブの先にビニールを巻きます。
オイルシールとビニールにラバーグリースを塗ります。
インナーチューブにはシリコンスプレーしました。
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アウターチューブの入り口にもグリースを塗ります。
オイルシールを傷つけないように、新しいオイルシールの上に前回外した古いオイルシールを入れます。
その上から、塩ビパイプで打ち込んでいきました。
インナーチューブの外径が37mm、オイルシールの外径が49mmでしたので、内径40mm・外形48mmの塩ビパイプを使いました。
古いシールまでアウターチューブの中に入っていくので、抜くときインナーチューブを傷つけないように気をつけましょう。

ロックピンを入れて、グリースを入れてダストシールを付けます。

サービスマニュアルの指定オイル量を入れて、インナーチューブをスライドさせてエアを抜きます。

立てかけてしばらく放置し、油面を測ります。

オイルを多めに入れて、注射器を使って抜きながら油面あわせをするのが一般的なようですが、私は指定油面の長さでこんな物を作り、足しながら合わせました。
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スプリングとピストンを入れ、キャップボルトを締めて出来上がり。
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オーバーホールする前と動きが全然違います^^

ちなみに、新しいフォークオイルは臭くなかったです。

きっと汚れたオイルは鉄粉やら何やらで臭くなっていたいたのでしょう。

ブレーキですが、今年はキャリパーとマスターの購入は諦めたので、次はブレーキのオーバーホールをしま~す。
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# by trc-r282 | 2008-03-04 18:17 | バイク

確定申告

所得税と消費税の確定申告書を郵送しました。

所得税は4回目なのですんなり作成。

帳簿付けていれば、決算書の数字を転記するだけなのでらくちん。

消費税は、昨年分から納税義務が発生しているので、申告は今回初挑戦。

まあこれも決算書を作っているので、手引きに従ってやっていけばすんなり行きました。


所得税とか消費税は当然払うものなんですが、国保とか国民年金は零細自営業には痛いですね~。

最後に病院に行ったのなんて何年前の事でしょう?

多分手の甲縫った時以来行ってないですね。

数年間一度も病院行かなくても、年間何十万円という保険料。

これなら、保険料を払って3割負担より、保険料払わずに10割負担のほうが断然お得。

年金なんて、将来もらえるの?

もらえたとしても、生活保護より少ない支給額。

個人年金入っている方が断然お得。

相互扶助とはいえ、加入するかしないかを選べる権利があってもいいんじゃないでしょうかね~。
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# by trc-r282 | 2008-02-18 14:16 | 独り言

フロントフォーク

フロントフォークのオーバーホールもします。

作業時のポイントとしては、

①フォークオイルは非常にくさいので、人気のある場所での作業は避けましょう。
下手したら異臭騒ぎを引き起こしかねません。
また、密室で行うと自分が苦しみます。

②キャップナットはステムから抜く前に緩めておきましょう。

んで、インナーチューブの錆は#800~#1200程度の耐水ペーパーで落とします。

キャップナットを外します。
車種によってはスプリングのテンションで飛んでいくので注意しましょう。
ちなみにカタナはアジャスタを最弱にしておけば「ポコン」という程度なので気にしなくてよいです。

汚れたオイルがデロデロ~って・・・?あれ?少なくない?
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っていうかくさい

うわ~、汚ねー。
しかもキラキラ鉄粉混じり。
っていうか、オイルかなり少ないです。
くさいです。

ピストンとスプリングを抜きます。

シリンダーはアウターチューブの底でボルト留めになっているので、供回りしないようにボルトを外します。
インパクトレンチを使うもよし。
特殊工具か自作工具を使うもよし。

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シリンダーの頭はこのようになっています。
工具を自作するのであれば、外形19mmの六角ナットを使うと、ギザギザにジャストフィットするので、長ボルトの先に19HEXナットをダブルで付ければOKです。

スタットボルトも交換しましょう。
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スタットボルトを抜くには、ナットをダブルでかけて、内側のナットを回せばOKです。
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外側のナットも一緒に回ってしまう場合は、内側のナットをレンチで固定した状態で外側のナットをぎっちり閉め込んで下さい。

ダストシールを外して、オイルシールストッパリングを外します。

オイルシールを外します。固着していてけっこう手強いですが、根気で外します。

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アウターチューブはバフ掛けします。

ピストンOリング、シリンダーピストンリング、ダストシール、オイルシール、シリンダーボルトガスケットは交換します。
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組み立てはアウターチューブのバフ掛けが終わってから。
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# by trc-r282 | 2008-02-11 17:18 | バイク

ベアリング

せっかく全部バラしたので、ベアリングも全て交換します。

フロントホイール
リヤホイール
スイングアーム
スプロケットハブ
ステム

このうち、ステムベアリング以外は外掛け出来ないので、パイロットプーラーを使います。
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アンカーを使って叩き出す方法もありますが、安かったのでプーラーセットを購入(8,500円)

ベアリングの内径に合わせたチャックを挿入し、プッシュボルトを締めこんでいくとチャックが広がり、内側から爪を引っ掛けて抜き取るという仕組みです。

このセットでは、チャックサイズによってプッシュボルトの太さが2種類あります。

スプロケットハブベアリングは難なく抜き取り。

スイングアームピボットベアリングは、プーラーの高さが足りなく半分までしか抜けません。
ここでスライディングハンマーの登場。
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スライディングハンマー用のアタッチメント
私の店にあるスライディングハンマーのシャフトとは、ネジのピッチが合わないのでつきません。
アタッチメントを持って店の隣のホームセンターへ。
太さとピッチが合うボルトを発見。
シャフトにします。
プレートも購入。
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自家製スライディングハンマー完成
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制作費223円

これでスイングアームピボットベアリングとリヤホイールベアリングも抜き取り完了。

ここまでは、太いほうのプッシュボルトで作業しました。

続いてフロントホイールのベアリング。
ここは内径が15mm。
細いほうのプッシュボルトを使います。
ここにきて事件発生!

なんと、プッシュボルトを締めこんでいくと、ボルトがチャックに負けて先端が削れてしまいました。
さすがは○国クオリティ。
なんてこったい。
こうなってしまうと、いくら締めこんでもチャックは広がらないので爪が掛かりません。
困った。
これは困った。

チャックとプッシュボルトを持ってまたしても隣のホームセンターへ。
最初に考えたのは、強度の強いステンレスポルトでプッシュボルトを作ること。
が、しかしチャックのネジ穴に合うピッチのボルトがありません。
困った。
これは困った。
と、その時こんなものを発見。
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こいつはいい!
外径といい内径といい、削れて細くなったプッシュボルトの先っぽに被せればいけるかも?

そのまま被せると、長くてネジ山まで届きません。
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半分に切ります。
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おお!届いた。
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自家製プッシュボルト完成
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制作費140円

無事全てのベアリングを抜き取ることができました。
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スイングアームピボットベアリングは純正部品を手配。
その他のベアリングは近所の部品屋さんで購入。
部品屋さんで買った方が、純正部品より安いし両面シールなのでお得です。

スイングアームとスプロケットハブはバフ掛けするので、洗浄液に漬けて汚れを落とします。
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こういうのも、高額な洗浄台を買わなくても、ホームセンターで安く売っているコンテナで十分です。

ふ~、だいぶ進んできましたよ。
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# by trc-r282 | 2008-02-02 12:40 | バイク

パーツチェック

ここ数日、手が空いた時はばらした部品と照らし合わせながらパーツリストとにらめっこ。

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こんな感じで、部位ごとに分解図と部品番号が載っています。

たとえばシリンダーヘッドはこんな感じ。
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一つ一つ、交換が必要かどうか、足りない部品はないかチェックしていきます。

と~っても気が遠くなる作業でした。

ようやくチェックし終えて書き出したパーツ数、88種類・197個。

その他に、エンジンを預けている先輩が別に発注しているのもあります。

さらにその他に、社外品で揃える物もあります。
ブレーキキャリパー・ブレーキホース・クラッチワイヤ・クラッチレリーズ・シフトロッド・・・etc。

ガソリンタンクとフレームは知り合いの板金屋さんに塗装に出しました。

交換部品代だけでも車両購入金額超えるなこれは(笑)

定価より高いピストンとピストンリングも今日届いたし(ヤフオクで50,000円)

まあ、26年前の車体ですからね。

こんなもんでしょう^^;
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# by trc-r282 | 2008-01-15 17:43 | バイク

ばらし終了

5日から営業開始。

4日の午前中に店に来て雪かきして、午後から出張バッテリー交換してきたので、気分的には一昨日から稼いでるような感じ。

新年一日目の営業日は、休み期間中道路沿いに「5日から営業・14日まで新春セール」と看板揚げていたのが効いたのか、なかなかの好売上^^

今日もサイズは小さいけどタイヤの本数はいい感じで出ていましたよ~。

そんな好スタートの仕事のなか、ようやくバイクをばらし終わりました。
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もう二度と元に戻せる気がしません(笑)
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ぶーん・ぶーん
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ハングオン
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いかんいかん、タイヤが無いと走れん
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出演:駄目人間
撮影:うちの従業員
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# by trc-r282 | 2008-01-06 17:40 | バイク

謹賀新年

明けましておめでとうございます。

今年も不定期ながら、たま~に更新していこうと思いますので、よろしくお願いいたします。


9月の後半から仕事納めの12月30日までまったく休み無しでしたので、大晦日、元日は家にこもってのんびり過ごしておりました^^;

昨日、カタナのエンジンを預けている先輩から電話がきまして、「一緒にエンジンばらそうよ」と。

以前から、「お前がバイクを買ったらエンジンは俺が組む」と、ある意味私よりバイクが届くのを楽しみにされていた先輩でございます。

私にも教えながらばらそうという親心でしょうね^^

カムカバーを外して、ヘッドカバーを外す。
これはボルトを外すだけ。

ヘッドカバーを外すと、カムシャフトがあります。
DOHCエンジンなので、カムシャフトが2本あります。
カムシャフトを固定しているブリッジが8箇所(ボルト24本)あるので、ボルトを対角線上に均等に緩めていきます。
下からテンションがかかっているので、均等に緩めていかないと斜めに力がかかってしまいます。

カムシャフトを外したら、シリンダーヘッドを固定しているナットを緩めていきます。
これも対角線上に均等に。

ボルトやワッシャーをクランクケースの中に落とさないよう注意します。
万が一落としてしまったら、オイルパンを外して下から取らなくてはなりませんので、そうなると面倒くさいので(笑)

ポルト・ナットをすべて外したら、シリンダーヘッドをゴムハンマーで叩くとヘッドが浮いてきます。
ロックピンが入っていますので、真っ直ぐ垂直に外します。

ここでピストンがこんにちは。

ピストンはスタンダードでした。
4個あるピストンのうち、2個に首を振っている擦り傷がありました。(つД`)
この時点で、ピストン交換決定。

次にシリンダーを外します。
ここからが手ごわい。
固着していて、いくらゴムハンマーで叩いても浮いてきません。
おそらく、ヘッドまでは開けた事があるのでしょうが、シリンダーまで開けた事がないエンジンなのでしょう。
叩いているうちに、フィンを2箇所欠いてしまいました(´・ω・`)ショボーン
アルミパテで修復できるからいいけど・・・・・。

ひたすた叩く事数十分、ようやくシリンダーが浮いてきました。
ここからが一人では厳しい作業。
「一緒にばらそう」と呼ばれたのも頷けます。
真っ直ぐ抜いていかないとスタットボルトとピストンが引っ掛かりますので、
一人がシリンダーを持って上に引っ張りながら、一人がハンマーで叩いていく。

ようやくシリンダーも外して、ピストンを外します。

マグネットカバー・ポイントカバー・クラッチカバーを外します。

ばらすのはここまで。
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カバー類、ボルト・ナット類は私が持ち帰って洗浄&チェック。

バルブのすり合わせ、タペット調整は先輩にお任せしま~す(笑)

さ~て、問題はピストンですね。

メーカーから入手できないとなると・・・・・。

まあ、心当たりはあるのですが、定価より高いんですよね~。

足元をみやがってヽ(`Д´)ノ
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# by trc-r282 | 2008-01-03 13:47 | 独り言